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よくある質問

 
不妊症はよくあることなのですか

最近の研究では、出産可能年齢人口の約10%が不妊症であるとされています1。女性は35歳を過ぎると急速に妊娠しやすさが低下します2

 
不妊症と診断されました。子どもがまったくできないということですか

完全な不妊はまれです。英国で行われた大規模な調査では、 40 ~ 55 歳の女性で、生殖年齢の間にまったく妊娠しなかった女性はわずか 2.4% でした。さらに、妊娠しても出産に至らなかった女性は 1.9% でした3。医療の助けが必要な場合もありますが、赤ちゃんに恵まれているカップルもいます

 
どのようなことが受精能に影響を与えますか

受精能に影響を与えるのは精子の質と量です。運動能も大切です。精子の数が少なくても、運動能が高ければ受精のチャンスは高くなります。

 
不妊症のことについて誰かに相談したいのですが、すべてを打ち明けたくはありません。どうしたらいいでしょうか

検査の内容やストレスを考えると、不妊治療のことを隠しておきたいと思うのは無理のないことです。でも、周囲の助けを借りるとずっと気が楽になることがあります。治療中は周囲の助けを借りましょう

 
クロミフェンはどのくら続ければいいのですか

クロミフェンは適切な患者に使えば 80% で排卵を起こすことができます。 6 サイクルで妊娠が成立する確率は 40 ~ 45% です。しかし 6 サイクルを過ぎると成功率がかなり低くなるため、専門家は、投与期間は 6 サイクル以内にするようにと助言しています。その後は別の方法について相談しましょう4。

 
不妊治療とは最新技術を使った実験的な医療ですか

そうではありません。簡単な方法も多くあります。体外受精(IVF) などの主なART技術のほとんどはすでに確立されており、実験的な技術ではありません。

 
不妊治療の成功率はどのくらいですか

医薬品や顕微鏡下手術、生殖補助医療(ART)の進歩により、治療を受けることで赤ちゃんに恵まれるているカップルもいます。特に、ARTの成功率は非常に高くなりました。2009年のデンマークでの研究では、ART治療開始から5年以内に約70%のカップルで1人以上の赤ちゃんが生まれています5。しかし、不妊治療の成功率は絶対的なものではなく、患者さんによってもクリニックによっても異なります。

 
ゴナドトロピン療法には副作用はないのですか

ゴナドトロピン療法の安全性は臨床試験で確認されています。ただ、どんな薬であれ、まったく副作用がないというわけではありません。よく医師と相談し、服用中は身体の状態に気をつけてください。何か症状が起きたら必ず医師に知らせましょう。

 
今の治療がうまくいかなかったらどうすればいいのでしょうか。

最新の医療ではさまざまな不妊治療の方法があります。最初の治療でうまくいかなかったら主治医と相談して、不妊治療専門の診療科・医院を紹介してもらってください。治療の選択肢について

 
射精できるのだから、問題ないと思うのですが

たとえ射精ができても、精子の数が少ない、運動能が低い、質がよくないといった問題があるかもしれません。極端な場合には、射精しても精子がまったくないこともあります。こうしたことは病院で詳しく検査しないとわかりません。

 
女性不妊の原因はなんですか

女性不妊は、排卵やホルモンの問題、身体構造上の問題、染色体の問題や原因不明の問題によって生じます。多くの原因に共通しているのは年齢の問題です。女性の妊娠しやすさは 35 歳を過ぎると急速に下がります2。年齢が生殖系に与える影響について

 
男性不妊の原因はなんですか

男性不妊の主な原因は、健康な精子を形成できないことにあります。無精子症  (精液の中に精子がまったくない状態) と乏精子症 (精子の数が少ない状態) はどちらも不妊の原因となります。精子の異常、精子抗体、解剖学的な要因などといった原因もあります。男性の生殖系と、受精能の問題について

 
クリニックではどのような検査を受けるのですか

最初は、触診 、血液検査、精子検査、超音波など、身体に負担の少ない検査を行います。こうした検査で原因がわからない場合には、複雑な検査をすることがあります。不妊症の検査と治療について

 
生殖補助医療(ART)はどれくらい確立されたものですか

ARTによってできた最初の赤ちゃんはイギリスで1978年に生まれました。ルイーズ・ブラウンさんという女の子です。ルイーズさんは2006年に自然に妊娠して男の子を出産しています。ただしARTの技術レベルはクリニックによって異なります。安心できるクリニックを選んで治療を受けましょう

 
彼は治療にあまり乗り気でないようです。男性はみんなそうなのでしょうか

男性と女性は違います。コミュニケーションの仕方、自分の悩みに向き合う姿勢、問題解決の方法も違います。同じように真剣に向き合っていても、表現の仕方が違うのかもしれません。相手と自分は違うということをお互いに理解できていれば、前向きに助け合うことができます。「ファティリティコンパス」 で自分と相手のストレス対処法を理解しましょう。彼にも同じテストをしてもらって結果を見ながら話し合い、助け合って治療を乗り切りましょう。

 

1. Boivin J et al, International estimates of infertility prevalence and treatment seeking: potential need and demand for infertility medical care. Hum Reprod. 2007;22: 1506-1512. 2. Practice Committee Report. Aging and infertility in women: a committee opinion Fertil Steril 2002;78:215-219. 3. Oakley L et al. Lifetime prevalence of infertility and infertility treatment in the UK: results from a population-based survey of reproduction. Hum Reprod 2008;23(2):447-450. 4. Medications for Inducing Ovulation. A Guide for Patients. ASRM 2006; http://www.asrm.org/Patients/patientbooklets/ovulation_drugs.pdf 5. Pinbourg A et al, Prospective longitudinal cohort study on cumulative 5-year delivery and adoption rates among 1338 couples initiating infertility treatment. Hum Reprod.2009;24: 991-999.