よくある質問
- 子どもが欲しいと思ったら、どれくらいの頻度で性交渉を行えばいいでしょうか
性交渉の頻度を高めれば (1 ~ 2 日おきなど ) 、妊娠の可能性はもっと高くなりますが、それほど頻繁でなくても (1 週間に 2 ~ 3 回 ) 、妊娠の可能性はほとんど同じです。最も妊娠しやすいのは 排卵 日を最終日とした 6 日間です1。
- 不妊症はよくあることですか
最近の研究では、出産可能年齢人口の約10%が不妊症であるとされています2。女性は35歳を過ぎると急速に妊娠しやすさが低下します3。
- 不妊症と診断されました。子どもがまったくできないということですか
完全な不妊はまれです。英国で行われた大規模な調査では、40~55歳の女性で、生殖年齢の間にまったく妊娠しなかった女性はわずか2.4%でした。さらに、妊娠しても出産に至らなかった女性は1.9%でした4。医療の助けが必要な場合もありますが、赤ちゃんに恵まれているカップルもいます。
- 不妊症は女性だけの問題ではないのですか
不妊症は女性の問題と考える人は多いのですが、実際には男性不妊症もあります。不妊症の主な原因が男性側にあるカップルは25%、男性側にもなんらかの原因があるカップルは15~25%もいます5。ですから正しい治療を受けるためには、2人揃って精密検査を受けることが大切です
- どのようなことが受精能に影響を与えますか
受精能に影響を与えるのは精子の質と量です。運動能も大切です。精子の数が少なくても、運動能が高ければ受精のチャンスは高くなります。
- 不妊治療の成功率はどのくらいですか
医薬品や顕微鏡下手術、生殖補助医療(ART)の進歩により、治療を受けることで赤ちゃんに恵まれているカップルもいます。特に、ARTの成功率は非常に高くなりました。2009年のデンマークでの研究では、ART治療開始から5年以内に約70%のカップルで1人以上の赤ちゃんが生まれています6。しかし、不妊治療の成功率は絶対的なものではなく、患者さんによっても病院・医院によっても異なります。
- 不妊治療とは複雑で実験的な医療ですか
そうではありません。簡単な方法も多くあります。体外受精(IVF) などの主なART技術のほとんどは確立された医療技術であり、実験的な技術ではありません。
- 妊娠の可能性を高めるにはどうしたらいいでしょうか
妊娠の可能性が最も高いのは排卵日を最終日とした6日間なので、この間に性交渉を行うようにしてください。計画的に性交渉を行うのがストレスになる場合は、女性の月経期間が規則的であれば月経直後から性交渉の回数を増やしてください1。「ファティリティコンパス」を使って妊娠の可能性を見つけましょう。
- 医師に相談するタイミングは?
通常は、赤ちゃんが欲しいと思ってから12か月できなかった場合(女性が35歳以上であれば6か月妊娠しない場合)は、医師に相談してください7。早期の対応が望ましい場合もあります。「ファティリティコンパス」で、早く医師に相談したほうがいいかどうかを確認しましょう。
- 最近では妊娠を遅らせる女性が増えているようです。私もそうしたいのですが
健康な女性が1か月の間に妊娠する可能性は30歳では20%ですが、40歳では5%になってしまいます8。女性は35歳になると急速に妊娠しやすさが低下します3。妊娠を先延ばしにすると、欲しい時にはなかなかできないということになるかもしれません。
- 私はまだ20代ですが、12か月経ってもまだ赤ちゃんが授かりません。
若くて特に医学的な問題がなくても、すぐに赤ちゃんを授かるとは限りません。35歳以下でも1年間赤ちゃんに恵まれなかったら、医師に相談したほうがいいでしょう7。これまでにかかった病気のために何らかの問題があるのかもしれません。妊娠しやすさに影響を与える病歴について(
- どういった医師に相談すればいいのですか
子どもを作ることについて心配があれば、かかりつけ医か婦人科医に相談しましょう。このツールで医師の診察を受ける前の準備をしましょう
- 不妊症かどうかはどうしたらわかりますか
まず、リラックスして12か月(女性が35歳以上の場合は6か月)試してみましょう7。早期の対応が望ましい場合もあります。「ファティリティコンパス」で、医師に相談するタイミングを見つけてください。
- 上の子の時には何も問題はありませんでしたが、2人目がなかなかできません。何か問題があるのでしょうか
1人目の赤ちゃんを自然に授かったのであればそれほど心配することはないかもしれませんが、あなたとパートナーの身体に変化が起きている可能性もあります。不妊治療を受けるカップルの半数以上が続発性不妊症、つまり1人目は自然に授かったけれども2人目に恵まれないカップルです。赤ちゃんが欲しいと思っても12か月できない場合(女性が35歳以上であれば6か月妊娠しない場合)には、医師に相談してください7。
- 射精できるのだから、問題ないと思うのですが
たとえ射精ができても、精子の数が少ない、運動能が低い、質がよくないといった問題があるかもしれません。極端な場合には、射精しても精子がまったくないこともあります。こうしたことは病院で詳しく検査しないとわかりません。
- 女性不妊の原因はなんですか
女性不妊は、排卵やホルモンの問題、身体構造上の問題、染色体の問題や原因不明の問題によって生じます。多くの原因に共通しているのは年齢の問題です。女性の妊娠しやすさは35歳を過ぎると急速に下がります。年齢が生殖系に与える影響について
- 男性不妊の原因はなんですか
男性不妊の主な原因は、健康な精子を生産できないことにあります。無精子症 (精液の中に精子がまったくない状態) と乏精子症 (精子の数が少ない状態) はどちらも不妊の原因となります。精子の異常、精子抗体、解剖学的な要因などといった原因もあります。男性の生殖系と、受精能の問題について
- クリニックではどのような検査を受けるのですか
最初は、触診 、血液検査、精子検査、超音波などの、身体に負担の少ない検査を行います。こうした検査で原因がわからない場合には、複雑な検査をすることがあります。不妊症の検査と治療について
1. Optimizing Natural Fertility. Fertil Steril 2008;90:S1-6. 2. Boivin J et al, International estimates of infertility prevalence and treatment seeking: potential need and demand for infertility medical care. Hum Reprod. 2007;22: 1506-1512. 3. Practice Committee Report. Aging and infertility in women: a committee opinion Fertil Steril 2002;78:215-219. 4. Oakley L et al. Lifetime prevalence of infertility and infertility treatment in the UK: results from a population-based survey of reproduction. Hum Reprod 2008;23(2):447-450. 5. Collins J.A. Evidence-based infertility: evaluation of the female partner. International Congress Series 2004;1266: 57–62. 6. Pinbourg A et al, Prospective longitudinal cohort study on cumulative 5-year delivery and adoption rates among 1338 couples initiating infertility treatment. Hum Reprod.2009;24: 991-999. 7. Definitions of fertility and recurrent pregnancy loss. Fertil Steril 2008;90:S60. 8. Age and Fertility. A Guide for Patients. ASRM 2003; http://www.asrm.org/Patients/patientbooklets/agefertility.pdf





