妊娠の可能性を最大限にするために:赤ちゃんがなかなかできません。原因もわかりません

妊娠の可能性を高める生活上のヒント

タイミングが大切

最も妊娠しやすいのは「妊娠可能な時期」、つまり排卵日を最終日とした6日間1であることをご存じだと思います。しかし特定の日に性交渉を行わなければならないと考えるとストレスになることもありますし、正確に排卵日を予測することは実際には難しいのです。もっとゆったりした気持ちで妊娠の可能性を高める方法もあります。月経周期が規則的な女性なら、月経が終わった直後から積極的に性交渉を行えばいいのです。

性交渉の頻度を高めれば(1~2日おきなど)、可能性はもっと高くなります。それほど頻繁ではなくても(1週間に2~3回)、妊娠の確率はほぼ同じです。1

月経周期全体の体温の変動がわかるように基礎体温表を用いて 基礎体温(BBT) を記録します。月経が規則的で28日周期であれば、排卵日は周期の初めから約14日後です。体温が約0.5℃上昇すると、排卵があったことがわかります。

排卵日を確認する方法を学びましょう。基礎体温表を印刷して月経周期を確かめましょう。

妊娠の可能性を高めるライフスタイル

ご家族やお友だちからアドバイスを受けることもあるでしょう。その中には疑問に思うアドバイスもあるかもしれません。しかしごく当たり前の常識が的を射ていることも多いのです。もちろん、これさえすれば赤ちゃんを授かるという魔法の方法はありません。けれどもライフスタイルの改善など、少しの注意でうれしい結果がもたらされることもあります。

食生活を見直す、リラックスする方法を知る、新しいフィットネスを始める、ベッドでの習慣(性生活)を見直す、といったことが役に立つことがあります。

リラックスすれば妊娠の可能性が高まるという明確な科学的根拠(エビデンス)はありません。しかしリラックスの方法を知ることによって、妊娠にかかわるストレスや不安を和らげることができます。緊張がほぐれれば人生に対しても前向きな気持ちになります。

妊娠を理解する

日本では一般に、不妊症とは、カップルが避妊せずに通常の性交渉を行っていても12か月以上妊娠しないことと定義されています2

不妊症の場合、これまでにかかった病気に関する問診や、検査結果に基づいて診断し、治療を決めます。女性側が35歳以上で6か月以上妊娠の兆候が見られない場合には、医師に相談したほうがいいでしょう2。治療が必要かどうかを判断するためには、これまでにかかった病気について医師に伝えることが重要です。

妊娠しやすさに影響を与える病気について 

妊娠の可能性は1か月に6日間1といわれています。健康な30歳の女性が1か月の間に妊娠する可能性は約20%で、この可能性は年齢とともに低下します3

1. Optimizing Natural Fertility. Fertil Steril 2008;90:S1-6. 2. Definitions of fertility and recurrent pregnancy loss. Fertil Steril 2008;90:S60. 3. Age and Fertility. A Guide for Patients. ASRM 2003; http://www.asrm.org/Patients/patientbooklets/agefertility.pdf